時計仕掛けのオレンジ観ました。

3月7日見始め
3月14日見終わり

久々に映画をみました。これからゆっくりですが映画を見ていこうと思います。
おすすめがあれば教えてください、入っている配信サイトはアマプラのみです。
好きなジャンルはホラー、ミステリー、デスゲーム系です。

以下感想
主人公キャラデザが好みでびっくりしました。1971年の作品ですが今でも通用するデザインですね。
内容がしっかりと理解できず後から解説を読みましたが主人公は15歳設定なのですね、15歳がやる悪事とは思えなくてびっくりしましたが物事の分別が付かないのに力は強く、家族からは愛され守られ、なのに自分が守るものはない、そういった人生のパワーバランスが一番みだれるときが15歳だと思うと納得です。
また、わからない単語が多く後で調べてみようと思いましたがそういう作品なのですね、難しいでしょうが小説を読んでみたくなりました。
最初、主人公は傍若無人で素晴らしい立ち回りをしてますが、序盤にて仲間から裏切られた瞬間、あの瞬間から彼が主人公の人生は終わったんでしょうね。
そのあとから実験のモルモットになり今までの人生のしっぺ返しを食らい、それを終わらせるはずだった飛び降りの後も政治利用される人生が始まるのですから、哀れでかわいいやつです。
個人的に一番好きな部分はかつての仲間たちが警察官になっていて主人公をリンチするシーンです。
彼らも主人公と同じように好き勝手やって他人を傷つけてきたのにうまく立ち回り、主人公に今までのつけをすべて押しつけ、そのあといいタイミングで足を洗い(若気の至り、で本人たちは済ませてそうですね)警察官になり順調な人生を送っている。これからの人生で罪を償うことはないという理不尽さが好みです。やってること自体は主人公と一緒なのに見極めのタイミングや周りとのかかわり方の問題でこんなにも人生に差がついてしまうのは面白いですね。

演出について
序盤の舞台のようなシーンが特に印象的ですが、全体的に舞台のような表現が多いなと感じました。
主人公の人生が主人公のものじゃなくなることを示唆していたらおもしろいですね。
あとこの映画のサムネといっても過言ではない映画のシーン、図が強すぎますね、あれ原作だとどういう表現になっているんでしょう。
特殊なCGやエフェクトを使っているわけではないのに一生目に残る天才的なシーン、目を強調することで主人公と目が合うような錯覚を覚えました。

まとめ
面白かった!超暴力(アルトラ)最高!

以上です。